製造部(加工)
2014年4月新卒入社
製造部(加工)
2014年4月新卒入社
WHAT? 01
何事にも自信がなく、将来どんな仕事に就きたいというビジョンもなかった私が、「モノづくり」という仕事を意識したきっかけは、高校時代に参加したプロダクトデザインのコンクールでした。祖母がペットボトルのフタを開けられずに困っていたのをヒントに、「フタにひっかけて開けやすくする器具」を提案したところ、高校生としては初のグランプリに輝いたのです。
人前で表彰されるという予想外の事態に戸惑いながらも、この経験を通じて「自分にもできることがある」と前向きになれたのと同時に、モノづくりの楽しさに気がつくことができました。就職活動を控えて「自分には接客業よりも製造業が向いているかも」と思っていたところ、先生から推薦されたのがナカニシビジョンでした。工場を見学したところ、金属の塊としか見えなかったパーツが、人の手でメガネという製品になるところを目の当たりにして「面白い、自分もやってみたい!」と感じ、入社を決めました。
What?02
現在、私が担当しているのは、部品同士を接着・結合する「ロー付け」と呼ばれる工程です。熱した部品と部品の間に、融点の低い「ロー」を流し込み、固定するものです。入社前に各工程を見学した際に、最も魅力を感じた工程でもあり、見学後の感想レポートで特に熱く語った甲斐があってか、望み通りに配属されました。
ロー付けは、やり方こそ決まっているものの、部品を熱する温度や、ローを流し込むタイミング、固定までに要する時間などが、結合する部品や環境によって微妙に異なるため、言葉では表現しづらい難しさがあります。初めは熱しすぎて部品を焦がしてしまうなど失敗ばかりでしたが、上司や先輩方は、そんな私を見放すことなく、繰り返しアドバイスをいただけました。おかげで、少しずつ感覚をつかみつつありますが、ロー付けの世界は奥が深く、近年はデザインの高度化に伴い難易度も高まっています。今後も経験を積み重ね「ロー付けのエキスパート」として胸を張れるよう、精進していきたいですね。
What?03
当社は40~50代のベテランが多いものの、中堅層が少なく、すぐ下に私たち若手がいるという年齢構成です。上司や先輩方は、私たちからすると親の世代に近く、当初は話しづらく感じたものの、接しているうちに、実の子供のように愛情深く見守っていただけていることが分かり、居心地の良さを感じています。
私も気が付けば入社9年目を迎え、若手の中でもリーダー的なポジションで、後輩の指導役も任されています。仕事上の教育・サポートはもちろん、会社の風土づくりという面でも主導的な役割が求められ、「平成会」と呼ばれる若手社員の交流会で幹事を務めています。コロナ禍以前には、前例のない規模での社員旅行を企画したところ、会社のサポートを得られ、レジャーを楽しみながら職場の交流を深めることができました。今後も、自分たちがこの会社の将来を担っていることを自覚し、仕事での成長はもちろん、社員全員にとって快適な環境づくりにも貢献していきたいですね。
MESSAGE
私がナカニシビジョンの一番の魅力と思うのは、社員の個性を尊重してくれるところ。写真の通り髪の色も派手ですが、そのことでハラスメントを受けたことは一度もありません。今回、採用サイトへの登場を打診された際、人事部長に「こんな髪の私で大丈夫ですか?」と尋ねたところ「私たちは社員を見た目でなく、熱意と成果で評価している」と言われ、「この会社を選んで良かった!」と心から思えました。皆さんも会社を選ぶ際は、職場環境を重視することをお勧めします。