製造部(加工)
2014年4月新卒入社
製造部(加工)
2014年4月新卒入社
WHAT? 01
高校時代からコミュニケーションをとるのが苦手で、地元の製造業で黙々とモノづくりに励むのが自分には合っていると思っていたところ、先生に勧められて面接を受け、入社に至ったのがナカニシビジョンでした。
当初はメガネづくりにもあまり興味を持てませんでしたが、そんな私を配属先の上司は叱ることもなく、言葉よりも態度で示しながら、粘り強く指導してくれました。仕事はもちろん、社会人としての在り方まで教えていただいた甲斐あって、3年目には主任、8年目には係長に指名され、同期の中でも異例のキャリアアップに戸惑いながらも「自分が動かなければ組織が動かない」というプレッシャーが、責任感を芽生えさせてくれました。決して積極的な人間ではなかった私が指導的な立場を担えているのは、あえて大きな役割を与えてくれた上司のおかげだと感謝しています。まだ自信は持てませんが、そんな周囲の期待に応えたいという想いが、仕事へのモチベーションになっています。
WHAT? 02
製造部、第一製造課の加工部門に所属しています。一口に「加工」と言っても、プレスから穴あけ、曲げ、ロー付けまで、多種多様な工程があり、いずれも高い精度が要求される一方で、お客様と約束した納期を守るためのスケジュール管理も求められます。
新人時代はこのうち1つの工程を担当し、上司や先輩の指示をもとに作業するだけでしたが、主任になると工具や材料のセッティングから、作業指示、管理まで担うことになります。さらに係長になると、各工程の進捗状況をトータルに把握しながら、スケジュールに乱れがないよう工程間の段取りを調整するとともに、特殊な工程を担う外注とのやり取りも担うことになります。役割が増えるに伴い、社内外での接点や人脈も広がるため、自然に知識と視野が広がり、いつの間にか新人時代よりも深く、物事を考えられるようになりました。勉強することも多く、大変ではありますが、自身の成長が実感できるので、むしろ充実感の方が大きいですね。
What?03
当社にはベテランの技術者が多く、熟練の技術が強みとなっている一方で、こうした方々の引退の時期が迫っています。貴重な財産が失われてしまわないよう受け継いでいくとともに、“匠の技”と先端技術を融合させて、効率や精度を高めていくことが、私たちの使命です。
実際、私を育ててくれた新人時代の上司も第一線を退いており、いまだその域に及ばない自分を歯がゆく感じながらも、上司に教わったことを後輩たちにも伝えるよう心掛けています。また、世代的にベテランと若手の中間に位置し、どちらとも気軽に話せる立場を活かして、機会を見つけては両者を橋渡しし、技術伝承につなげています。
お世話になった先輩方が安心して引退してもらえるような会社にすることが、一番の恩返しになるはずです。そこで、かつて自分がしてもらったように、技術や知識だけでなく人間性も含めて成長させられるような指導者を目指しています。そのためには、まず自分自身がもっと成長しなければならないと、自己研鑽に励む毎日です。
MESSAGE
自分が結婚し、娘が生まれて初めて実感できたことですが、社員の中には家庭の事情で残業が難しい方や、時短勤務で働かざるを得ない方もいます。そうした事情を持つ社員一人ひとりの働きやすさと、工場全体の生産性を両立させるのも自分の役割。その責任を全うするため、社内コミュニケーションを深め、それぞれの事情を理解するよう努めています。これから入社する皆さんにとっても快適な職場となるよう全力を尽くしますので、安心して仲間に加わってください。